|
【名称】
くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどはアレルギー性鼻炎(鼻アレルギー)の症状であり、花粉の飛散期に一致して症状がおこるため、
季節性アレルギー性鼻炎(対:通年性アレルギー性鼻炎)に分類され、その代表的なものとなっている。
目の痒みや流涙などはアレルギー性結膜炎の症状であり、鼻炎同様に季節性アレルギー性結膜炎に分類される。
広義には花粉によるアレルギー症状全てを指すこともあるが、一般的には上記のように鼻および目症状を主訴とするものを
一般的に呼ぶことがある
【概要】
植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、
目のかゆみなどの一連の症状が特徴的な症候群のことである。枯草熱(こそうねつ)とも言われる。
【発症】
ある年に突然に花粉症が発症したように思えても、それまで体内では発症のための準備が着々と進んでいる。
このことを理解しやすくするため、一般にアレルギーコップという例えがよく用いられる。
すなわち、体内のコップに長期間かけて一定レベルの発症原因がたまり、それがあふれると突然に発症するというものである。
感作が一旦、成立すると、原則的に花粉症の自然治癒は困難である。
病原菌などに対する免疫と同様、「花粉は異物である」との情報が記憶されるためである。
【原因】
■IgE免疫の存在
人間には、原始の時代にほ乳類として始まったばかりの時からある、細菌、ウイルス、カビなどへ細胞免疫と、
IgE免疫と呼ばれるダニ、寄生虫などに対抗するために獲得した免疫があるといいます。
アレルギーは、このIgE免疫が暴走してしまった結果生じたものになるのです。
近年先進国ではホコリや汚れがないクリーンな環境下で生活するようになったため、本来寄生虫や吸血ダニなどに
対抗するために登場するIgE免疫の出番がなくなり、その機能が思わぬ方向へ向けられたのが原因。
決して、IgE免疫は悪玉ではなく、IgE免疫がないとこういった寄生虫などに対抗することができないのです。
■IgE免疫の発生を抑える環境
では、IgE免疫を最小限に抑えつつ、古来の細胞免疫を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。
その答えは、日本古来の生活やモンゴルの遊牧民、アマゾンの人々の生活に隠されていました。
日本では、昭和30年台にかけて生まれた世代から劇的にアレルギーが急上昇しているといいます。
ここにはある生活習慣の変化が原因としてあったのです。
その原因の一つが家畜です。それまでの日本では、家畜が盛んに行われ家の中でも家畜と共に生活する、
そして家畜に触れながら生活をしてきました。家畜をすると必ず発生するのがフンです。
このフンの中から「エンドトキシン」と呼ばれる物質が大量に発生します。エンドトキシンは大腸菌など細菌の壁の成分で、
それらの細菌が死んだ際に大量に放出されます。
そのエンドトキシンに触れることによって、人間は古来の細胞免疫を獲得してきたのです。
細胞免疫が増えた分、IgE免疫の数は抑えられ、その結果としてアレルギーの発生は抑えられるのです。
高度経済成長と共に人糞肥料の中止、水洗トイレの普及や道路の舗装化など多くの要因が有ります。
これは、成人よりもさらに赤ちゃんの頃からエンドトキシンに触れるとさらに効果は高まります。
赤ちゃんには未分化な細胞が多く存在するため、IgE免疫と細胞免疫のどちらかを獲得するかは1歳までに決まる。
エンドトキシンに多く接触したした子供は、細胞免疫の比率が多くなる。
するとぜんそく、アトピーなどの発症率が半分〜1/5にまで下がるという研究結果も出ています。
■家族の中でもアレルギー発生率は違う
家畜だけでなく、家族の中でも1人目の子供よりも2人目、3人目と下の子供になるにつれ、アレルギーの発生率は
下がるという研究結果も出ています。
これは、上の子供が外から持ち込んだ様々な細菌に、下の子供が小さい頃から接触すると、そのような結果が
出ているとしているのです。
一度、IgE免疫と古来の細胞免疫とのバランスが決まってしまうとなかなか変えることが厳しいということから、
今の時代の人々にはどうすることもできないように思えますが、その解決法も明らかになってくることを願ってやみません。
文明という素晴らしい道具を手に入れた自分たちは引き替えにアレルギーという代償を今払っているのです。
■人類の発展に免疫機能が追いつかない
IgE免疫は、必要な機能ですが現代社会では、あまり必要ではなくなっているのですが、
人が約9000万年前に獲得した機能を、わずか40年位の期間で変えられることは不可能です。
■衛生的環境とは、何かをしっかり確認する
本当に賢い親たちは直感的にそれを知っており、ある程度子供を突き放して、抗生物質もできるだけ使わないで
成長を見守ってきたのですが、無知な医者たちと、清潔環境をうまく利用する業者たちや薬品会社のために、
過剰なまでに‘抗菌’が大手をふってまかり通ったのです。
過剰な清潔環境も問題ですが、だからと言って不潔な生活環境も考えなければなりません。
自分自身や家族にとってどのような環境で生活するのが良いのか話し合って下さい。
■IgE抗体がなぜアレルギーに関与しているかというと、
IgEに属する抗体は、人間の組織の肥満細胞(マスト細胞)(太るを意味する肥満ではありません)とくっつく性質があります。
IgEは抗原と結合しなくても肥満細胞にくっつくことができるので、抗原と未反応のIgE抗体は肥満細胞に結合しています。
そしてその状態で、抗原が入ってくると、その抗原に肥満細胞とくっついているIgE抗体が結合して、
それが刺激となり肥満細胞から、ヒスタミン、ロイコトリエン、血小板活性化因子などの化学物質が放出されます。
そしてこれらの化学物質が、アレルギー、蕁麻疹、気管支喘息などのアレルギー反応をひき起こします。
■IgE抗体の役割
ダニ、寄生虫は、吸血する時に血液を固まりににくくする物質を体内に注入する。この物質が抗原になる。
肥満細胞が放出するヒスタミン(痒み。炎症の主な原因物資)をダニ、寄生虫が血液と一緒に吸引するとショック死したり、
吸引を止めたり、逃げ出したりする。
つまり、蚊に刺されて痒い状態が鼻と目で続けて起きている状態が花粉症の症状です。
IgE抗体は、細菌、ウイルス、カビなど以外の免疫を担当している大切な機能です。花粉がダニ、寄生虫の出す物質に
似ていたのが問題の原因でも有ります。
|