【説明】
アスピリンはアセチルサリチル酸という解熱鎮痛薬です。アスピリン過敏症とはアスピリンやその他の酸性解熱鎮痛薬を服用することで、気管支喘息(ぜんそく)、鼻炎、じんま疹などの症状が出ることをいいます。アスピリン過敏症は成人に多くみられ、女性は男性の1・5倍といわれています。
非アレルギー性の反応ですが、真のメカニズムは不明です。
【症状】
気管支喘息、鼻炎、じんま疹のすべてを起こす場合と、喘息だけ、あるいはじんま疹だけを起こす場合があります。とくに喘息のある人では激しい発作を起こし、これをアスピリン喘息といいます。
鼻茸(はなたけ)(鼻の粘膜にできる腫瘍)や慢性副鼻腔炎(ふくびくうえん)を合併している人に多くみられます。
【検査】
アスピリンの負荷試験により診断します。アレルギー反応ではないので、薬剤アレルギーの血液検査やプリックテストなどの皮膚テストは陰性になります。
【注意】
過敏症の方は、アスピリンなどの解熱鎮痛薬を避ける。発熱時など、どうしても薬が必要な時は、酸性解熱鎮痛薬以外の薬剤(アセトアミノフェン、ソランタールなど)を医師から処方してもらうとよいでしょう。
ハーブティーや健康茶、野菜などサリチル酸化合物を含むものも、服用は、避ける。
なお、色素や防腐剤などの食品添加物でも症状が出ることがあるので、注意を要します。
着色料・・・・・黄色4号などのアゾ色素
防腐剤・・・・・安息香酸ナトリウム、ベンジルアルコール、パラペンなど